2011年02月26日

フローとストックについて空想してみた

フローとは、所得のこと。利益。収入と支出を比較して、資金繰りの状態を調べるとき使う概念。
ストックとは、資産のこと。今持っている財産を見て、経済基盤の強さを調べるもの。ただし、財産を時価で考えると目減りしたりする。

財務省の嘘を、良家の坊ちゃんの暮らしぶりに喩えて、捉えやすくしようと試みてみた。
うまく行くかな?
経済はど素人なので、酷い勘違いをしてる可能性もある。だから、ここから先は自己責任で読んでね。

はじまりはじまりいぃぃ。

本文とは関係なし菅直人(すげただひと。かんなおとじゃないよ。別人)は、家賃10万円のマンションに住み、毎日セフレの森ゆう子(小沢氏御用達の森さんとは別人)を連れ込んでは、怪しからぬことをしていた。
直人は、大金持ちのぼんぼんで、実家から月30万円の仕送りを受けていたが、ほとんどを遊びに費やしてしまい、いざ家賃を払う段になるといつもわずかに不足した。
そこで、直人はセフレの森ゆう子を拝み倒し、毎月1万円を借りては、不足分を支払っていた。
不思議なことに、直人はこれだけ派手に遊ぶわりには、女性に対しては異常なほど潔癖で猜疑心が強く、財産目当て、金目当ての女は近寄せない。
ゆう子は、かなりマイペースな女で、お金にあまり執着しないせいか、直人の眼鏡に適ったようであった。
直人は、仕送りの30万が底を突くと、実家には内緒でツケ払いをした。洋服とかもツケで買うし、飲食もツケで払う。その額は毎月20万になる。

こういう直人を、財務省ならなんと評価するだろう?
菅直人君は、月に30万しか収入がないのに、51万円も支出しているわけで、毎月21万の赤字を作っています。
いや、この親からの仕送りの30万だって、親への借金だと言えます。だから、実際には月々51万もの借金を作っているのです。これを、もう2年も続けているから、総額では1224万円の借金になります。これを分に直すと、1分間で11円の借金を作り続けている計算になります。
このまま行くと、雪だるま式に借金が増えて、大変なことになりますよ

・・・・と、こんな風になるんじゃないかな?

一見すると、至極ごもっとも。おかしな所は、まるでないように思える。

財務省は、直人の収入から支出を引き、その差額が赤字になっていることを問題視している。つまり、直人の資金繰りを責めているわけだ。
これを、フローに沿った見方と言う。会計では、損益計算書(P/L)を使用した場合の見方になる。
直人の家計は、会社で言えば経営状態が良くないわけだ。

そう。損益計算書(P/L)を使用した場合は、これで完結し、筋も通る。非の打ち所がない。
ところが、ストックに沿った見方、つまり財産に沿った見方をすると、全然違ってくる。この場合は、使う道具も賃借対照表(B/S)になる。
それでは、ストックに沿った見方で、直人の家計を見直してみよう。

直人のセフレ、森ゆう子はしっかり者で、直人がゆう子から借金をするたびに、借用書を書いてもらい、直人には内緒で直人の実家に出向き、直人のお母さんに事情を話して、保証人の判子を押してもらっていた。
これは、直人がツケで買い物するお店の人から、教えてもらったことだった。
「君、直人君にいつ捨てられちゃうか、わかんないだろ?そしたら、貸したお金も戻ってこないよ。相手は、あんな大金持ちなのに、それじゃ不公平だよな?だから・・・・ごにょごにょごにょ。ね?これなら、とりっぱぐれはないでしょ」

本文とは無関係直人のお母さんも、ため息をついてゆう子に打ち明けた。
「あたしも、直人には困ってるわ。でもね、できるだけ本人に返済させたいの。だから、あなたもちょっと待っててね。あなたが直人と別れるとか、特別なことが起きたら、絶対あたしが返すから。お店の人にも、そう言って待ってもらってるのよ。利子もつけるわ。国債より有利な2%よ」
母親なりの、教育的配慮であった。

直人が爪印を押し、お母さんが返済を保証した借用書を、お店の人たちは
「菅債」
と呼び、毎月溜まって行くことにほくほくしていた。
ゆう子が保有する菅債は24枚。24万円分になっていた。お店の方も、菅債の総額は1200万円になっていた。

直人の実家は、鳩山家ほどではないが、それでも大地主で、資産は4兆円。ビル・ゲイツと同じくらいあると言われている。だから、借金を踏み倒される恐れはまったくない。
そんなわけで、お店の人たちは直人の浪費癖をありがたく思っていた。直人の書く借用書は、菅債というあだ名の通り、まさに金券であり、小切手であり、株券であり、金融商品であった。

さて、ここで再び財務省にご登場願おう。
ここまで見てきたように、賃借対照表(B/S)を用いて分析すると、菅直人(すげただひと)が浪費(フロー)するたび、ゆう子やお店の財産(ストック)は増えることになる。
しかも、ゆう子たちが持つ証文(菅債)は、非常に返済が確実な金融商品である。もしゆう子たちが、菅債を現金に換え、エステに行ったり、旅行に使ったりすれば、フローが発生し、GDPは増大。景気が良くなることになる。

だが、そのことを財務省は言わない。言わずに、直人だけを攻撃する。
三橋貴明氏が描く、財務官僚の口吻を真似れば、
「ダメ。ダメったらダメ!破綻するったら、絶対に破綻するの!赤字なんだから、借金なんだから、破綻するの!ギリシャみたいになるの!」

ところが、なぜか海外に向けては、彼らはハッキリ直人を庇う。
「菅債は、円建ての確実な商品で、直人が破産しデフォルトする可能性は一切ありません」
なのに、国内に向かうと急に、
「直人は破産する!菅債は紙くず同然になる!消費税アップしか方法はない!」
と言い出すのだ。こちら

もう少し、細かく見てみよう。
ストックされた菅家の莫大な財産の中から、ごくごく一部が、直人を通してお店や森ゆう子にフローされ、そこでまたストックされる。
その時、直人本人のフローは収支が赤字になるけど、直人にフローしてもらった分だけ、ゆう子やお店のストックは増えている。
しかも、菅家やお店も商売をしているし、ゆう子もバイトしているので、菅家、ゆう子、お店全体の財産(ストック)も、着実に増えている。
彼らが、それを消費行動に結びつければ、フローが起こり、GDP(国民のフローの合計)が増えてゆくことになる。つまり、景気が良くなる。
景気が良いとは、お金、モノ、サービスが活発に交換されている状態、市中を活発に流れている様子を言う。

ただし、菅直人だけが、ニート状態で働きもせず、金持ちなのを良いことに消費ばかりしている事実は、嫉妬深い国民であるわれわれ日本人にはなんとも憎らしく、ついつい罰してやりたくなると思う。
でも、彼の欲望のお陰で、菅家の莫大な財産の一部が、お店や森ゆう子に移転し、お店はそれを設備投資に回し、ゆう子はエステに通ったり、買い物したりして、生活をリッチにできる。
しかも、ゆう子が通うエステサロンやその従業員、ゆう子が買い物するお店やそこの店員、そしてそこで売られる商品のメーカーやその従業員も、ゆう子のお陰でストックを増やし、それがフローに繋がって・・・・と言う具合に、関係者がみんなリッチになれるのだ。
菅家のどら息子は、その私欲によって、フローとストックの連鎖を生み出すことに貢献しているのだ。マンデヴィル著直人の私悪(働かず浪費と借金ばかり)は、公益(景気浮揚)になっているのだ。

おお、これは!
なんと『蜂の寓話―私悪すなわち公益 (叢書・ウニベルシタス) 』そのものではないか!


私悪が公益になる。そんな皮肉な例は、枚挙にいとまがない。
石原都知事が嫌がる、幼児の性的虐待を促進するような卑劣なマンガや、女権拡張論者が目を剥くであろう性風俗産業の蔓延は、実は大変な経済効果(公益)になっている。
こんなことを言うと、ヒステリーを起こす人もいるだろうが、戦前でも、慰安婦は陸軍大尉の3〜14倍、女工の6倍もの給与をもらっており、それらのストックは実家に送られたりして、フロー(要するに日々の暮らし)を向上させていたのだ。
他のエントリでも述べたことだが(ペットボトル・バブル)、どんなものでも景気のネタになり得ることを、忘れてはいけない。たとえ鰯の頭であろうと、人々がそれを求め、そこに殺到すれば、それが国富を生み、GDPを増やし、景気浮揚に繋がるのである。

潔癖な人間には、実に許し難い現実が、ここにあるわけだ(笑)。
だが、隠したってしようがない。人間の性(さが)とは、こうしたものだ。

世の中には福(さいわい)も禍(わざわい)もない。考えようひとつだ。
この天地のあいだには、人間の学問などの夢にも思いおよばぬことが、いくらでもあるのだ。
                                                                  シェークスピア

これが、ストック(財産)から見た現実。つまり、賃借対照表(B/S)を用いて分析した、菅直人とその周囲の人々の経済状態だ。
結論から言えば、直人の経済状態はとても強い盤石だ。破綻はあり得ない
確かに、菅直人自身は、収入よりも支出が多く、ふつうの会社なら資金繰りに失敗している危ない状態だが、それは普通のサラリーマンの話で、菅家のどら息子には通用しない。
実際には、直人はちっとも危なくないし、逆にGDPの増大(景気浮揚)に貢献している。

この事実は、このどら息子の菅直人(すげただひと)が好きか嫌いか、良い奴なのか嫌な奴なのか、という判断とは別のことだ。
それをごっちゃにしちゃうと、民主党や連合赤軍みたいな全体主義と抑圧の嵐が吹き始めることになるから、注意してね。

安定している証拠は、菅家が出している「菅債」が、利子を高くしなくても、みんなに喜んで買われているという事実だ。
「いやぁ、菅さん家の債券でしょ?そりゃ、とりっぱぐれは絶対ないからね。凄くお得。持ってて損はないね。テッパンの財産だよ」
と、すごく信用があるのだ。

以上、ちょっと浪費癖のあるどら息子、菅直人は日本政府。大金持ちのお母さんは、日本国民。菅債は、日本の国債。森ゆう子やお店の人たちは、日本の国債を買った人たち、という比喩のフィクションであった。
でも、これが日本の現状だ。鉄板経済。今すぐ消費税を上げる理由なんか、ひとつもない。
こちらも参照のこと

ところが、好事魔多し(こうじまおおし)。ひょんなことから、デフレがやってくるのだ・・・・

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2011年02月15日

低賃金もグローバル化するそうだ

三橋貴明氏のブログに、こんな記事があった。こちら

日本と関係が深いベトナムの国民所得(国民一人当たりGDP)は、2010年の数字で1155ドルです。それに対し、日本は42345ドル。その差、実に36倍以上になります。
 TPPに加盟すると、「労働者の移動の自由化」も原則的に保証しなければなりません。別に、ベトナムに含むところは全くないですが、国民所得が日本の36分の一以下の国の労働者と、我が国の労働者は「真っ向対決」しなければならなくなるわけです。まさしく、トネルソン氏の言う「底辺への競争」が始まることになります。


【参考:TPP諸国の2010年国民所得(国民一人当たりGDP) 単位:ドル】
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

出典:IMF


 ちなみに、TPP諸国の中で本格的な製造大国は日本しかありません。TPPによりベトナムの労働者たちが向かう先は、圧倒的に日本が多くなるでしょう。


 国内工場において、国民所得36分の一の国の労働者と、日本の労働者が「底辺への競争」を繰り広げる。もしかしたら、経団連のお偉方は「人件費が下げられる」と喜ぶのかも知れませんが、果たしてこれが「国民経済の目的」にかなっていると言えるのでしょうか?

そうか、そうか、そうだったか!
だから、経団連の奴らは、いつまで経っても民主党支持を辞めないんだ!連合すら、民主党を見捨てたというのにな。
経団連の現会長が、外国人を一千万人受け入れろと言ったり、TPPに参加しろと言ったりするのは、ただただグローバリズム環境下で、自企業が生き残るための、ただただそれが目的の、
「人件費大削減」
という、大売国戦略だったんだ。

それにしてもグローバリズムって、恐ろしいなぁ。
EUと同じで、長期間うまく行くとはとうてい思えないけど、大投資家たちにとっては、少なくともここ10年は、荒稼ぎできるネタなんじゃないかな?

でも、ぼくらにとっては、これをやられたら、地球規模での貧困の再分配だよね。トホホだな。
(´・ω・`)


 

posted by インク at 09:08 | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワンと景気回復

前回のエントリで、ぼくはこう書いた。

景気を良くしたければ、まず誰かを、お金持ちにしてやることだ。周囲も嫉妬を止めて、それを許さないといけない。
お金がなければ、商品を仕入れることさえできないのだから。

青春とは何だ?これって、ラグビーで言う
「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン(一人は皆のため、皆は一人のため)」
の精神と、同じではないだろうか?

ラグビーでは、ボールはたった一個。その「たった一個のボール」を持って走れるのは、
「たった一人の人間」
だ。
そのボールを、味方の誰が取るかは分からないが、誰が取るにしろ、取った人間をゴールまで無事走らせなければ、チームに得点は生まれない。
だから、皆が必死に自分の仕事をする。「たった一人の人間」を、ゴールまで走らせるために。

それが、
「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン(一人は皆のため、皆は一人のため)」
という精神だ。

この「たった一人の人間」を、事業家に喩えたらどうなるだろう?

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2010年05月02日

『学べるニュース』から

連休なので、ずっとレンタルDVDを見ていた。

で、DVDプレーヤーを消した時、モニターがTV画面に戻ったら、ちょうど『学べるニュース』の再放送をやっていた。

ぼくは、TVの情報番組は、どれも基本的に信用していない
最近ではフジテレビまで、キム・ヨナ万歳、浅田真央ちゃんイジメ報道が酷くなった。変だと思っていたら、日枝会長が、高麗大学に籠絡されていた(こちら)。
これで、ほとんど見られるチャンネルはなくなってしまった。しかたなく、朝は神奈川放送にするか、音を消して見ている。要は、時報さえ分かれば良いからだ。

インチキグラフ今回の『学べるニュース』は、北朝鮮のデノミを扱っていたが、さすがに右のようなインチキグラフは出てこなかった。

ここで、右のグラフの嘘を指摘しておくと、我が国の場合、「借金」は「政府の借金」であり、「国民の借金」ではない。
では、政府は誰から借金しているかというと、国民からしている。つまり、右の192%という数字は、じつは国民の資産を表してるわけだ。当然、ぼくらはお金を返す必要なんかない。ビビる必要なんか、まったくないわけだ。
「ホントは、凄いお金持ち国なんだ。ただ、デフレ不況で困っているだけだ」
というのが事実なのだ。

そして、このデフレ不況を長引かせているのが、
「日本は借金で潰れる潰れる」
と騒ぎ立てる、池上彰などの無知な評論家とマスコミ、そして財務省と、たぶんどこかの超大国なのだ。
彼らは、
「借金返済が先。増税と緊縮財政しかない。財政出動など、とんでもない」
と主張しては、景気を一段と冷え込ませようとし、あるいは日本の景気回復を邪魔している。理由は不明だ。

ちなみに、このグラフの二重に狡いところは、
1.日本がデフレでGDPが下がっている時に、負債額と比較して、%を出している。
2.その負債が、実は国民の資産であることを、隠している
点だ。

こんな数値は、公共投資を増やしてGDP値が上がれば、簡単に消えてしまう。
あるいは、犯罪が増えても、人件費だの捜査費だのが上がるから、GDP値が増え、やはり簡単に消えてしまう。
要するに、無意味な数値だ・・・というわけだ。

数字に弱いぼくでさえ、このくらいの理屈はわかる。
とは言うものの、『学べるニュース』なんか、真面目に見ている人の気が知れない、とまで言う自信は、今のぼくにはない。

ま、それはそれとして・・・・。
本題に帰ろう。

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2010年04月28日

ユーロ崩壊?

ギリシャ国債が、ジャンク債になったそうだ。
続いて、ポルトガルも信用格付けが下がった。いずれスペイン、イタリア、アイルランドも、同じ道を辿るだろう。
いよいよ、EUが怪しくなってきた。

もしEUやユーロが、共通通貨を作ることで、
「世界政府」
を作ろうとした、ロスチャイルドやロックフェラーの陰謀であったとしたら、
「共産主義」
思想を蔓延させた時と同様、彼らはまたもや失敗したのかもしれない。

それにしても、同じように通貨危機に陥ったのに、どうして韓国やタイは復活でき、ギリシャはできないのか?
それは、韓国にはウォン、タイにはバーツという独自通貨があったからだ。

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posted by インク at 18:27 | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

世界政府の夢

「世界政府」
は、誰もが一度は夢見る
「未来」
であり、
「戦争に対する最善の解決策」
だろう。

昔版だが、映画やSF小説とかでは、おおむね
「悪夢の未来」
として描かれることが多いモチーフでもある。ほとんどが、異様な独裁政府だ。
楽観的に描いているのは、『スタートレック』くらいかもしれない。

最近では、世界政府の難しさを、あらためて実感するようなできごとが続いている。

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posted by インク at 23:36 | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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