2010年05月26日

ねぇ君、それってホントに教科書?

昔の下校姿この間、買い物がてら歩いていたら、学校帰りでランドセルを背負ったままの、小学生の会話が聞こえてきた。

かなり大きい子だったので、5年生か6年生だろう。片方の子が、社会科の教科書を、大声で読んでいた。
資本主義とは、資本家が労働者を雇って、商品を生産し、利益を上げる社会の仕組み・・・だってよ!
分かった。ええと、シホンシュギトハ・・・

(へえ?小学校で、「資本主義」なんて言葉、教えてるんだ・・・・)
ちょっと気になった。
資本主義という用語は、マルクスが使い出したんじゃなかったかな?
それに、ほんとうなら、この現実、今の世の中は
「市場原理社会」
とか
「自由市場社会」
と呼ぶべきなんじゃないかいな?

つまり、教科書にはこう書かれるべきだと言うことだ。
自由市場社会とは、元手を貯めて商品を買い、それを他のものと交換して暮らす、社会の仕組み。みんなが生きている、この世の中の仕組み

なにしろ、資本主義という言葉には、
社会主義が生まれるための、前段階に過ぎない
という、イメージが強い。
今、強くなくても、朝日新聞とか東京書籍の教科書とかを、読むようになったらすぐ強くなるだろう。

クリックでamazonへ今のマスコミを始め、マックス・ウェーバーまでもが、「資本主義」という言葉を平気で使っているが、どう考えてもおかしいと、ぼくは思うのだ。
だって、資本ってのは商売の元手のことだし、商売するには元手が必要だし、利益が上がらなければ、誰も商売なんかしないし、商売しなければ、人は『洞窟おじさん』みたいになっちゃうし・・・・。
ね?だから創世以来、人類はみな商売をしてきているんじゃんか。

考えられる限りの大昔から、人類は商売をやってきているんだから、マックス・ウェーバーみたいに、
「プロテスタントが、商売を作った」
というに近いことを言い出すなんて、どうにも変だ。
まして、マルクスが言うように、
「資本主義段階になって、商売が生まれた」
なんて言うのは、もっと変だ。

マルクスが言うように、「原始共産制」「奴隷制」「封建主義」なんて時代が、仮にあったとしても、やはりそこには商売があったはずだからだ。
だって、商売がなかったら、誰が肉や野菜をくれるんだ?誰が家を建ててくれるんだ?
誰が塩や胡椒や絹を、はるばる届けてくれるんだ?奴隷だって、商売で売り買いされていたんじゃないか?
大航海時代そして、商売があれば、そこには必ず商売を始めるための元手がある。だって、商品を揃えるためには、お金が要るんだもん。
ゲームの『大航海時代』とかも、元手を貯めて、あれこれ買わないと、海に出られないだろ?

ウィキを読むと、資本主義の定義はこうなっている。
資本の運動が基本原理となる体制である。「資本制」とも言う
社会に貨幣を投下し、投下された貨幣が社会を運動してより大きな貨幣となって回収される場合、この貨幣が「資本」とよばれる(資本を参照)。資本が利潤や剰余価値を生む社会システムのことを『資本主義』という」
まんま、マルクスによる定義じゃん!やっぱ、これはマルクス主義用語なんだよ!

だいたい
「資本の運動」
なんて、商人が儲かった利益を、再度、設備投資等に使うことを言っているのだが、再投資と言えば良いではないの?何で「運動」なんて言うんだ?
まるで、人が関わらなくても、資本が自分で自動的に増えたり減ったりするって感じか?ナルホド。こりゃ、「タダモノ論(唯物論)」だ!

「資本が利潤剰余価値を生む・・・」
と言うが、剰余価値って利潤のことじゃんか!何で違う名前にすんのよ?

たぶんマルクスは、利益から再投資に回される分を
騙し取り(搾取)だ
それを寄こせ!再投資に使うとはけしからん
と言いたかったから、違う名前にしたんだろうな。
でもそこには、
悪評高かった派遣村「商品は一個も作れなかったけど、8時間働いたんだから、世間並みの給料払え」
とか、
内部留保は隠し利益だ。吐き出せ」
と主張する困った奴らと、同じ発想がある(青字をクリックすると、詳しく説明したブログに飛ぶよ)。

減価償却を知らないってのは、何でも大人から買い与えてもらっていた子供時代から、一歩も抜け出ていないか、少なくともそんな無知な労働者だってことじゃん。
そんな人が『資本論』を書いたり、政党を組んだりしててもね・・・。

・・・とは言うものの、だんだん話が込み入ってきて、ぼくの力ではまとまりがつきそうにないので、この辺でお終い。
要するに、今の世の中を
「資本主義だ」
と形容する根拠なんて、ないんとちがうかって言いたいだけだ。だって、学説が変なんだから。何一つ証明されてないんだから。ただの意見、ただの認識なんだから。

「自由市場制だ」
と言うのが、実態に沿っていて納得できるし、実感も湧くしで、正しいんじゃないのかねぇ。




 

posted by インク at 07:17 | TrackBack(0) | 暮らしのひとこま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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